怖い
画像の意味は後ほど。
最近、「意識高い系」になる努力をしている。日経新聞を毎日読んで、なりたい姿を実現するために「いま出来ること」が何かを逆算して勉強して。副業をする決断だって、この一環かもしれない。違うと信じたいけれど。
なんでこんなことをしているのだろう。元の意識が低すぎる自分は、ふと馬鹿らしくなる。「こんなことやって何になるんだろう」と。
換気扇の電源をつけて、キッチンで煙草を吸う。WEST。ここ最近、煙草の減りが凄い。
なんだろう、言い訳をしてきた自分へのけじめ、だろうか。社会人になったら頑張る、と言ってきた自分に対しての。
違う。怖いだけだ。自分の周りには「優れた」人間が多かったからこそ、自分が何者でもない（強いて言うなら「凡人」ではある）ことを痛感してきたからこそ、これ以上感じることが怖くて、「違うよ、違うよ」って自分を慰めるために、何かをしておきたいだけ。しかもタチの悪いことに、「より自分が傷つくルート」を選択することで、ダメージを受け、「自分が何かやっている感」を得ようとしている。
夢中になれるものを見つけられなかったんだから、せめて仕事には没頭しろよ。今のお前を見て、5年前の僕はどう思う？
煙草は、あと3cm。
他人を利用して、存在を肯定されたいだけ
Webライターの仕事は好きだ。お世辞にも高いとは言えない報酬だが、僕の書いた文章がかなりの人数に読まれる。このブログは日記みたいなもんだし、全然読む人いないけれど、それはどうでも良くて。
自分の紡いだ言葉が誰かの人生の一部になれば、それは僕がいたことの証明になるんじゃなかろうか。何者でもない自分から卒業できるのではなかろうか。
そんな淡い希望を込めながら、次書く内容を考える、26時。一服終えたので、そろそろ寝ましょう。
わかっています、誰かのために行動するのは利他ではありません。利己です。「誰かのために行動できる自分が好き」だから、そうするだけです。
外からは、サカった猫の鳴き声が聞こえる。
いいご身分だな、お前。目黒だぞここ。目黒のさんまを目当てに来たのですか。殿様じゃねえんだから。ごめんなさい、落語は生で聞いたことありません。
画像の意味、わかりましたね。ええ、すみません、いつも使ってる海外のフリー画像サイトにはさんまの画像が見当たらなかったので、知らない焼き魚で我慢してください。
何者かになれるなら、愚かな殿でも構いません。
おやすみなさい、いい夢見ろよ、自分。
