「鯛焼きひとつ、鯛抜きで」

クリープハイプとPublic Relationsが好きな、webライターの雑記

私の頭の中ではなく、心と体が消しゴムのようで

どうやら社会人5年目になったようで、「何も知らない若造」でいるのがいよいよ厳しくなってきた。

「スポーツ選手が自分よりも歳下!カーッ!」なんていう「若者が年寄りぶるムーブあるある」を日々欠かさない私だが、歳下が職場という同じ土俵で活躍していると、流石に焦りを感じる。ひんやりとした脇汗は、焦燥感の結晶ではなく、春が近づいている証だと信じたい。

転職して1年半が経つ。一回り近く上の先輩方に囲まれながら、後輩としてのお作法を忠実に守ってきた26歳男性は、無力感と闘う日々を送っている。

「自分にしか生めない価値」など、この職場では、いや、世界において存在しない。PC作業で凝った両肩は、存在感だけは立派に放つが、威厳にはならない。

 

通勤快速に乗った。僕の家の最寄駅までは、各停だろうが快速だろうが通勤快速だろうが、停車駅は同じだ。でも、通勤快速の方が、少し速い気がする。

帰り道、コンビニでハムカツを買おう。ビールを買おう。

 

残りの人生、きっと3000週間くらい。そのうちの1週間が、また今日も折り返しを迎える。

名も知らぬ仙人や神様が、面白いことを提供してくれればなぁ、と今日も他人任せに、思っている。

ろうそくではなく、消しゴムみたいに。同じところを往復して、ざくざくと何かがすり減っている、この感覚。脂肪も減ってくれれば良いのだが、ハムカツとビールがプラマイゼロにはならないことくらい、1300週間も生きていれば理解している。

やだなぁ。