キビシ〜(cv.財津一郎)
「許してほしい」と願いながら日々過ごしている。
でも、誰に許してほしいのだろう?
他人は、自分のことを許してくれる。甘やかしてくれる人はたくさんいる。いすぎて困るくらいだ。
だからこそ「自分はしっかりしないといけない」と心に刻み込む。自分くらいは自分に厳しくいないとなぁ、なんて思いながら、厳しくなれない自分をバカにしている。
なんで自分に厳しくいられないのか。結局傷つくのが怖いんでしょうね。中高で失ったはずの変なプライドが、大学に入って少し肥えた。やや満足した豚。ソクラテスが若干ジャッジに困るかな、くらい。
シナモンをぶちこんだコーヒーを飲みつつぼんやりテレビを見ていると、『笑ってコラえて!』に芦田愛菜が出演していた。最近の芦田愛菜は本当に美しい。年下とは思えないし、透明感お化け。おばけより透明かもしれない。おばけでいいからはやくきて。
芦田愛菜は自分に厳しいだろう。そりゃそうじゃ。女優としてキャリアを積みながら、いったんは女優活動を中止し、猛勉強。その結果最難関の慶應中等部に合格しているわけで。日本で一番ストイックなのではないか。
私のおぼろげな記憶が正しければ、芦田愛菜は薬剤師を目指していたような気がする。おいおい冗談がすぎるぜ慶應ガール。あんたが薬剤師になった日には、縁もゆかりもないのに劣等感で死にたくなってしまうじゃないか。冗談は美しすぎる顔だけにしてくれ。そして安楽死できる薬を調剤してくれ。心の早慶戦はすでに完敗だ。
ていうか芦田愛菜が中学3年生?冗談だろ。自分が初めて芦田愛菜を知ったのがドラマMotherだったので、もう9年も前の事。え。小学校に入ってすらなかった?その子が今こんな感じ?自己実現能力高杉くんじゃん。フルブリングかよ。この調子ならたぶん本当に薬剤師になるだろうな。ん、夢が変わっていないと勝手に判断するのは早計。
ここまで完敗だと、一周回ってもはや気持ちいい。芦田愛菜に毎日叱られたい。論理的にぶちのめされたい。完膚なきまでに叩きのめされたい。ドMだったのか、自分。
芦田愛菜に生きることを許してもらえれば、生きる自信が湧いてくるかもしれない。存在肯定の極み。自惚れ極めて皇帝気取り(故事成語のようですね)になることも辞さない。
しいたけ食べている芦田愛菜、ちょっとエロいな……
電柱を探して
部屋の壁に自分のやりたいことを書き出して貼っている。
しかし結論から言うと、就活がうまくいかなかった時点で16億割頓挫している。どうなっとんじゃい。
長期的な目標を立て、それを満たすために短期的な目標を立てて……なんていうが、リカバリーがなかなか難しい状態にまでなってしまった。どうしようかこれ。
こう考えると、設楽統の「電柱理論」は非常に理にかなっていると思う。歩くのが辛い時、とりあえず一番近い電柱まで頑張って歩く。そして、電柱に着いたら今度は次の一番近い電柱まで歩く。これを繰り返しているうちに、いつの間にか目的地に到着している……という寸法だ。
でもこれって、近くに電柱を見つけているからこそできることなんだよな。多くの人は、漠然とした将来の夢を具体化するために、逆算的に電柱を仮定する。すげぇよ。何もねぇ。当方、現在夢も希望もありません。就活は終わりません。ネバーギブアップ。シャラップ。
設楽統の「干しぶどう理論」も好きだ。どんなに満腹でも、干しぶどう一粒なら食べられる。それで満腹になっても、干しぶどう一粒なら……と考えると、理論上干しぶどうは無限に食べられる。n粒がいけたらn+1粒もいけるよねって話。高校1年生の頃初めてこの考え方に触れた時、この人は天才では?と本気で思った。
いつかバナナマンの魅力についてゴリゴリ書きたい所存である。