「鯛焼きひとつ、鯛抜きで」

クリープハイプとPublic Relationsが好きな、webライターの雑記

主人公補正

ヤンヤンつけボーの謎

トーベ・ヤンソン」って誰だっけ。

急に頭に降りてきたトーベ・ヤンソンが頭から離れず、しかし検索したら負けな気がして、20分強くらい考え込んでいた。

こういうことはよくある。何がきっかけかはわからないが、急に言葉が降ってきて、しかもそれが思い出せない。うーん、日本史だか世界史だかで出てきたっけ?それはヤン・ヨーステンか。そういえばヤンおばさんって誰だっけ、楊おばさん。あ、脚がコンパスみたいな人だ。

 

ていうかヤンヤンヤンヤンうるさい。喘ぎ声かよ。いやん。「いやんばんかーおっかなけろー、おとっつぁーん!」は悟空とチチが出会った時のシーンだったか。となると、おとっつぁんは牛魔王牛魔王って何だったんだ?

ヤンヤン言ってたら、記憶の中のヤンヤンつけボーが脳みそをディップしてきた。ヤンヤンつけボーってパンダがパッケージに描かれていた気がする。ということは、ヤンヤンとはパンダの名前なのだろうか。シャンシャン的な。

ググったところで何も負けた気がしないので、なんのためらいもなく調べてみた。すると、オーストリアのシェーンブルン動物園にジャイアントパンダヤンヤンがいるそうだ。……いやどうしてオーストリア

 

横道に逸れてしまった。まあ意図的に逃げ込んだわけだが。なんの話だっけ、ヤンおばさん?人間、一度忘れるとドツボにハマる。結局誰だよトーベ・ヤンソン。心のどこかで「画家とかだっけ……?」とか思いながら、ついにググってしまった。ムーミンの作者だった。惜敗。

 

ムーミンって何者。たしか妖精だよな。妖精なのにあんなに虚ろな目をしていていいのか。ムーミン谷は飯能にあったのか。千葉のふなっしー、埼玉のムーミンなのか。助っ人外国人なのか。この二大巨頭、妖精界の営業妨害ではないか。ティンカーベルを見習ってほしい。

思えば、妖精と言われてパッと浮かぶのは「女性型」である。なぜだろう。別に定義の中でそういった限定はされていないし、そもそも妖精のイメージがティンカーベルくらいしかない。あ、あと『ゼルダの伝説』で瓶の中に入ってるイメージね。

 

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Rickeyの伝説

ゼル伝、懐かしいな。主人公がリンク。これは本当に詐欺だと思う。7歳の頃初めてゼルダの伝説をプレイした少年りっきーは、主人公に意気揚々と「ゼルダ」と名付けた。そうしたら、ゼルダゼルダを助けに行く運びとなった。つまらないゲーム実況者みたいなことを素でやってしまったわけだ。

でもよく考えれば、『ドラえもん』の主人公はのび太だし、『トリコ』の主人公は小松だ(異議は認めない)。タイトルに関する人名が主人公のものとは限らないわけだ。

しかし、当時ラッキーセブン歳だった自分はそんなことを知っているわけはない。『星のカービィ』の主人公はデデデ大王ではなくカービィだったし、『伝説のスタフィー』の主人公はキョロスケではなくスタフィーだった。

待てよ。もし仮に『伝説のスタフィー』が『スタフィーの伝説』だった場合、主人公はスタフィーではなかったのだろうか。キョロスケかハデヒラリだったのか?

うわ、スタフィー懐かしい。GBA版の『伝説のスタフィー3』を思い出す。起動するとパ-パラパッパピ-↑って音がなるんだよなぁ。

 

それにしても、なかなか皮肉なものである。『○○の伝説』において主人公は○○ではない。

人生においても言える気がする。自分の人生、主役は自分……心からそう信じきっている人間は、恵まれているなぁ(というか、下手したら、周囲に目を向けていないのでは?)と思ってしまう。

自分の人生においても、主役が24時間365日自分とは限らない。自分が誰かのために動くとき、主役は自分ではなくその「誰か」だ。伝説に残る人間すら主役になれない世の中だ、伝説に残らない人間が自惚れるなという話だ。

なんかイライラしてきた。更年期障害だろうか。更年期障害エストロゲンが足りなくなって云々。大学の講義中に話している人たちは普段どれだけ喋る機会がないのだろう。教授の話を聞きたい人間の存在を完全に無視しているのは、自分自身が真面目に聞いたことがないからだろうか。大学に4年間在籍していたわけだが、最後まで彼らのような人種とは理解し合えなかった。講義においても自分が主役だと思っていたら大間違いだ。本当に。激おこぷんぷん丸。

 

しかし、彼らみたいな人間が、世界でも「主人公」となるのだろう。しょせん私の感情は、主人に使われる犬、主人公になれない人間の八つ当たりと僻みである。