タイムカプセル的なね
自分が大学生ではなくなる。そのことへの恐怖から、文字を書きたくなった。
「から」と言ったが、別にここに因果関係があるとは思っていないし、気まぐれの域から出ないことは重々承知している。2時間前から腹痛に苦しんでいるので、それを紛らわせたいだけなのかもしれない。シチューを作ったのだが、消費期限が過ぎて冷凍していたものを、解凍せずに調理したのが原因な気がしている。というか、そう思っておくと都合がいい。
思えば、私は何もせずに人生を消費してきた。浪費。命のろうそくが5cmくらい縮まっている感覚。トータルが何cmなのかはいまいちわかっていないけれど、体感では5cm減っている。
特に振り切れることもなく、明確な失敗をすることもなく、かといって特筆すべき実績もない。いや、正確に言えば大学受験も第一志望に無事落ちているし、就職活動も第一志望の業界はゴリゴリ落ちまくりながら進行中なので、ライフステージにおいては失敗まみれ。
でも、そんなプラマイゼロむしろマーイ(feat. こりゃめでてーな)の人生がこれから続くとなると、改めて正面から向き合ってみる必要があるのではないか。
だから大学生の自分とは一度距離を置き、ここから再スタートを切りたい。自分という人間に向き合うにあたり「資料」があれば都合がいい。だから「資料」を作成する作業として暇な時に文章を書いていきたい。まあ要するに備忘録。
タイムカプセルと言えば少し響きがいいが、埋めたことないし、掘り返したこともない。そのため「これを埋めるとセンスがいい」みたいなタイムカプセル界の定石を知らない。齢21になって、恥ずかしい。恥ずかしい?マジョリティはどっちなのだろう。埋めたことがある方が珍しいのだろうか?
いやいや、マジョリティであれば恥ずかしくないのか?差別意識ドスコイ。
早稲田大学文化構想学部での4年間にも終わりが見えてきた。
大学生活が終わるこのタイミングで、今までの自分を振り返る。キリがいい。素敵。
どうして自分がここに進学したのか、そして大学時代に何をしたのか、もしくはしていないのか、自己開示欲求の赴くままに今後は記録していこう。
自己開示欲求。キラーフレーズ。結局日記に書けよって内容を、こうして人が覗き込める形にしている。自分がどんな人間か知ってほしい承認欲求モンスターなので。
日記は見られたくないものなのに、ブログにすると、同じ内容でもむしろ見てほしいものになる。露出狂の気持ちがわかる気がする。裸体は見せたくないけど、でもセックスの時には見られてもいいか、くらいの心持ちが、いつしか「みんなに見てほしい」に変わってしまった露出狂と、今の自分は似ている気がする。
あ、そういえば最近「ローションハンカチ」とやらを知りました。人間の飽くなき性への探究心にはびっくりしますね。性にまつわることが好きなのに、それを隠したがるのはなんなのでしょうか。つまみ食い的な発想?隠すこと自体も込みで一つの魅力って言いたいの?うーんわからん。むっつりスケベは性に合いませんわ。
「今」の自分を構成するものは?
しかし、過去を振り返るもクソも、現在の自分がどこに立っているかを知らない奴が何を言っとるでおまんがな。
というわけで、試しに自分が今どんな人間か、要素を洗い出してみることにした。さっきは大学生の自分と距離をおくと言っておきながら、都合のいい奴である。
- 早稲田大学文化構想学部現代人間論系の4年生
- 所属しているゼミは精神文化論ゼミ(ジェンダー・セクシュアリティ研究)
- 卒論テーマは「日本における恋愛制度の限界」
- アナウンス研究会と、地方創生団体「いぐべおぐに」に所属
- 趣味はラジオ聴取。聴いているラジオは6番組(オードリーのANN、アルコ&ピースのD.C.ガレージ、ハライチのターン!、三四郎のANN、バナナマンのバナナムーンGOLD、霜降り明星のANN 0)
- 好きなバンドはクリープハイプ(5/18には「尾崎世界観の日」に参戦)
- 好きな芸人はバナナマン(一押しのコントはthe truth)
- 好きな作家は吉行淳之介とカレー沢薫
- 好物は餃子と豚汁
- 持っている資格はメンタルケア心理士、心理学検定1級
……終わってしまった。笑った。
人間の性格を表現できる形容詞はおよそ4500種類だと言われているが、自分の要素はこれだけだ。驚き過ぎて、「は?おっぱいかよ」と言ってしまった。実話である。ほうじ茶を飲みながら、自分の要素を見て、今私は「は?おっぱいかよ」と言ったのだ。
なんてつまらない人間なのだろう。
あ、これだけはここに記しておきたい。日記ではなく、他の人もみることができるブログだからこそ書くのだが、私は男ではない。
女性に対して性的指向が向くウーマセクシュアルではあるが、性自認はふわふわしている。男性とも女性とも括ることができないXジェンダー……かというとそういうわけでもなく、一人称は「ぼく」「俺」「あたし」を併用するし、男性扱いされることへの嫌悪感はない。うーん 。
だからクエスチョニングだとカテゴライズしながら日々を送っている。身体的性は男性だ。生理がないことはありがたいと思っているが、過敏性腸症候群持ちなので腹痛とは仲良し。ちなみにブログを書いているうちに腹痛は気持ち落ち着いてきた気がする。
飽きてきたのでそろそろ切り上げ。一新したこのブログをどう使うか悩ましいが、口調を変えただけで、以前と同じ使い方になりそうだなぁ。