新年一発目、ただの読書メモです。
【言葉ダイエットで、短く書こう】
■一文一意:ロジックのある文章につながる
■一文は40〜60字以内
■修飾語禁止:書き手と読み手で解釈が異なる場合があるため
・写真や絵と文章は補完関係にする
・抽象=見出し、具体=本文
■繰り返し禁止:主語の省略、同じ言葉の言い換え、重言の回避
・同じ内容には同じ単語を使う
■無駄な敬語の禁止
・トラブル時、伝えにくいことこそ単刀直入:冒頭に「誠に申し訳ありません」
・自分が嫌われないこと<トラブル解決
・丁寧すぎる文章は、かえって印象が悪くなる
■こそあど言葉と接続詞の連発禁止
■読点「、」が多くなったら文章を見直す
【言葉ダイエットを、実際にやってみよう】
メール
■読みにくいメール=情報が別のメールや添付に散っているメール
■メールの読みやすさは構造で決まる
・メール単体で完結させる:一通のメールに必要な情報が全て書かれているように
・短期情報は「本文」、長期情報は「添付ファイル」に記載
■件名・添付ファイルに敬語や丁寧語は不要
■重要な情報は前半に記載:後半は集中力が落ちる
■宛先を追加/削除するときは明記
■正しい敬語<即レス
【読みたくなる文章の書き方】
■おもしろい=発見がある=マジメと両立できる
■主観的発見:人の気持ちの中にある発見、潜在的感情の顕在化
・経験の中から探す。いつもの毎日のほんの些細な瞬間を一歩踏み込んで考える
例)「父が涙もろいことは、テレビが教えてくれた。」
■客観的発見:読み手の知らない事実
・本や映画はもちろん、友達の一言など日頃接する全てを観察する
・読んで「おもしろいな」と思ったものを自分が文章を書くときのために覚えておく
例)「人間だけが、時速900kmで熟睡できる」
■三幕構成:導入・本題・まとめ
発見のステップ
①広げる:とにかく数を書く。面白さは度外視
→具体化して広げる。情景が目に浮かぶような具体性のある文章
例)連想:「一生、子供に軽蔑された」→「「パパのお髭ちくちくする」がもう聞けない」
例)話者を変える:話者=当事者「僕には遊びだったのに、彼女は本気だった。」→話者=第三者「相手は本気かもしれないよ」
②分ける:切り口別に分ける。俯瞰して面白くなりそう/考えても無駄になりそうな切り口を検証する。足りない切り口を改めて広げる。
③選ぶ:出来上がった発想から目的に合ったものを選ぶ
④仕上げる:全く同じ内容でも、わずかの違いで強さが増す
【言葉ダイエット実例】
■自己紹介:具体的なことだけを書く、経験は情景が浮かぶように描写する、経験から得た発見を書く
■事実:いきなり本題に入らず読み手を惹きつける導入を用意する、最初に示したテーマを最後に再提示すると文章がドラマチックになる、全体と部分を整理して書き分ける
■提案:結論を一文にまとめて明記する、ロジックを持つ、データを引用する、喩えでわかりやすくする
→モヤモヤの言語化・背景にあるデータの紹介、喩えによる腹落ち、異なる意見への理解を示す