「鯛焼きひとつ、鯛抜きで」

クリープハイプとPublic Relationsが好きな、webライターの雑記

みにくい人間の子

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りっきーには政治がわからぬ

「こじらせ無知無恥プリンセス」の異名を2秒前からもつ私は、とてもとても悩んでいる。 

私には、「常識」が欠落しているのだ。

上座下座だの、目上の人と乾杯はグラスを下にして相手が口をつけるまでは待つだの、そういう世渡り的なサムシングは人並みにできる。だが先日、内定を頂いている某企業のテストで私は「0点」を叩き出した。びっくらこいた。人事のおじさんから「もうね、世間知らずか、と!」とイジられた。なぜ内定第1号になれたのか、未だに謎だ。

型破りになるには「型」を知らなければいけないのに、私は何も知らずに生きてきた。ここにきて、社会に出る・出ない以前に「自分が社会に"出ていい"のか?」と頭を抱えることになるとは思わなんだ。

いつか文字を書く職に就きたい。社会を既存の枠組みできちんと捉えたうえで、別のレンズを通して再検討することで、問題を明らかにしたい。そのためには、いつまでも無知無恥でいるわけにはいかぬ。LGBTに関するトピックばかり知っていても、「知識の偏った世間知らず」に過ぎぬ。闘え。嫌いなことも勉強しなきゃダメでしょ!もう!

 

 

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 feat.川谷絵音

 

「"ヒトラー"でない時間は何を?」

「そんな時間などない。あなたも、常に自分自身では?」

(『帰ってきたヒトラー』より)

 

私は24時間365日私だ。悲しいことに。まあ確かに時と場合に応じて自分の見せる面は変わるだろうが、どれも持ち主は「私」である。19:00〜20:00だけオリバー・マスッチになることなどできないし、出来たら19:00に起きて20:00に寝ている。残念ながら私以外私じゃないのだ。

そうなってくると、自分とどう向き合うかが「人付き合い」における最大の課題だ。「自分」は誰よりも付き合う期間が長い「人」なのだから、上手いことやっていかないといけない。喧嘩でもしようなら、毎日生傷が絶えないことは目に見えている。

しかし誰よりも知っているはずの自分と向き合うことが、なかなかどうして難しい。知ったつもりになっているだけでわからないことばかりだ。どうしてあのとき自分はこの行動をしたのか。自分の信念とは何か。夢は何か……

 

就職活動をしていると、「まずは自己分析!」と謳うハウツー本をよく見かける。だが、「まず」で片付けられるほど自己分析は簡単だろうか。人間は一生かけて「自己分析」していくわけで、それを一朝一夕で出来たら苦労しない、し、味気ないな、とも思う。

21歳独身。絶賛自己分析中。