「鯛焼きひとつ、鯛抜きで」

クリープハイプとPublic Relationsが好きな、webライターの雑記

おかえり飯田ぴょん

f:id:chainsaw828:20200426221957p:plain

贅沢「な」味方

東京事変の『キラーチューン』の一節に似たタイトルになってしまった。

贅沢は味方だ。自分で稼いだお金を使って、好きな人と美味しいものを食べることに勝る幸せはない。

先日、祖父母に就職活動の現状を報告する機会があったので、内定はあるが就職活動は続ける旨を伝えた。ありがたいことに、名の知れた一部上場ホワイト企業ゆえに祖父母としては安心したようだが、私としては複雑な気持ちだ。広報ができると保証されているならいいものの、ジョブローテーションがあることを考えるとなかなか難しいだろう。

 

こんな考えを述べたところ、祖母が「贅沢者だね」と言ってきた。やりたいことをやりたいと思うことが贅沢なら、たしかに私は贅沢者だ。しかし「贅沢」と聞くと分不相応に豪奢な生活を思い浮かべる。身の丈にあった「やりたいこと」なら、贅沢とは思われまい。つまり、私は祖母から見て「身の丈にあっていない願望」を持った人間なのではないか。日本で五本の指に入るおばあちゃんっ子の私は、地味に傷ついた。

 

それにしても、内定をくれた企業以外、本当にかすりもしない。最終面接に進むことすら叶っていない。最終面接の一段階手前でバカスカ落ちている。本当に、バカスカ。

こんな私が、果たしてこれからエントリーする4社のどこかにヒットするのだろうか。というか、こんなことを思いながら自分の時間を犠牲にしてESをもりもり書くのは、虚しいことこの上ない。

 

 

もしも飯田祐馬KANA-BOONじゃなかったら

飯田祐馬が戻ってきた。そして活動を休むと発表した。きっと、一流のバンドに所属しているからこそのプレッシャーなどがあるだろうし、それは私のようなパンピーには想像もできない世界だ。

 

しかし、ふと思う。

もし飯田祐馬KANA-BOONじゃなかったら、ここまで話題になっただろうか。

 

世の中、急に音信不通になる人はおそらく沢山いる。仮に日単位で見たとしても、両手の指では足りないほどいるに違いない。そして彼らと飯田祐馬は同じ命を持った人間であり、そこに優劣はない。しかし、音信不通になった行方不明者が毎日SNSで話題になっているかといえば、悲しいことにそんなことはない。

社会は歪だ。別に話題になることがすごいと言いたいわけではない。むしろ逆。話題になる命と話題になる命があることを、まるで価値が等しくないかのように感じている自分に慄いているのだ。話題になることが、さらに言えば、社会に必要とされる(例えば飯田祐馬がバンドメンバーとしてライブツアーへの参加を求められていたように)ことが人の価値を決めているかのような、錯覚。

 

人間の命は等しく尊いものではないのか?

 

あの夜僕はフェスに出たいと話した
あの夜僕はCDを出したいと言った
あの夜君の事を歌った曲を書いた
あの夜同じ景色を見たいと思った

あの夜僕は一つ約束をした
あの夜すごい景色を見せてやると言った
眠れぬ森の君の為に
覚めない夢を見せてやろうと思った

 (眠れぬ森の君のため/KANA-BOON

 

しばらくゆっくり寝て、いい夢をみて欲しい。

 

 

f:id:chainsaw828:20200426222116p:plain

いびきに関する一考察

ところで、「いびきをかく」ってなに?

意味がわからない。いびき、ってどんな漢字?かく、ってなに?どこから出てきたの?

人間の生理的な行動を表す言葉においてぶっちぎりでわけがわからない。寝ている時の息だから「寝息」とかは納得できる。じゃあ「いびき」はなんや。いをひくのか。いってなんだ。胃?じゃあひくってなんだ。引くのか?胃を引くのか?飲みすぎて吐く寸前の、あの胃が引っ張られる感じ??確かにあの時の「ゲ、ゲケッ」みたいな声はうるさい。濁ってる感じがいびきに似ているといえば似ている。それ?「胃引(いびき)」説。あとは「居弾(いびき)」とかもありそう。うるさすぎて、何かが体内で楽器を弾いてるんじゃないか?みたいな。

 

あえて答え合わせはしない。どうせ間違えているけど、答えがわからない方が、これからも考え続けられる。こういう「余地」が、たまらなく愛おしい。

 

というか「寝息がうるさい」じゃだめなの?