花粉症

親愛なる、可哀想なあなたへ。
桜が散って、せいせいする季節になりましたね。
窓を開けると、爽やかな夜風が花粉を運び、目と鼻がむずむずしてしようがありません。
そういえば、あなたは花粉症持ちなのに、頑なにティッシュを持ち運ぼうとはしませんでしたね。
「花粉症を認めたら、花粉症になっちゃうから」
あなたと同じことを言う人に、人生で二度ほど出会いました。
あぁ、くしゃみが非常に「景気の良い」類であったことも、覚えています。
私はあの頃から変わらず、ボックスティッシュを持ち運んでいます。
鼻の下に、ワセリンを塗っています。
マスクはつけません。
花粉症じゃありませんから。
花粉症と認めたら、花粉症になっちゃいますからね。